[Perl] 基礎的な事項
2009/06/13
[Perl] 簡単な文法メモ
スカラー変数
汎用変数と思えばいいかな. 型定義は特に無い.(値/文字列/リファレンス(ポインタ))
my $hogehoge
初期化しない状態は未定義(undef)となります。値ならゼロ、文字列ならNULL扱いになります。演算時に評価されますが、use warningすると未初期化変数の演算といわれます。undefかどうかの判定は、下記の関数を利用することになります。
defined($hogehoge)
下記の比較演算子は使えません。
$hogehoge == undef $hogehoge eq undef
scope hogehoge;
スコープ'hogehoge'を定義する。
require Exporter;
@ISA, @classname::ISA = @qw(the_class):
SuperClassを定義します. this class IS-A the_class.もしくは、下記のように記述できます。
use the_class; @thisclass::ISA = qw(the_class); ||> ↓ >|| use base qw(the_class);
配列操作
初期化
@hoge = ('hoge','hogehoge',...);
@hoge = ("hoge","hogehoge",...); ← 展開される
@hoge = qw ( hoge hogehoge ...); ← 展開される. 空白で区切られる.
参照
$hoge[0] # zero-origin $#hoge # indexの末尾が得られる $hoge[-1] <=> $hoge[$#hoge]
ハッシュ操作
宣言
my %hash_name;
初期化
%hash = ( "key1" => value, "key2" => value); または、一次元配列でkey,valueの順列。 %hash = (key1, value1, key2, value2)
%hash = (); # 空っぽになる. |ハッシュアクセス:
keys %hash # hashの持つキーを配列で取得する.
values %hash # 同, 値を配列で取得する.
exists $hash{'key'}; # そのキーが存在するか. 真/偽を返す. 未初期化と定義済みと判断可能.
delete $hash{key} # 指定したキー/値を削除する.
pack/unpack
syntax:
pack TEMPLATE, LIST unpack TEMPLATE, LIST
templateの書式を以下に示します。
| フォーマット | 意味 | フォーマット | 意味 | |
|---|---|---|---|---|
| a | ASCII 文字列 | A | ASCII 文字列、足りない領域はスペース文字で埋める | |
| b | ビット列 (昇ビット順) | B | ビット列 (降ビット順) | |
| c | 符号付き char 値 | C | 符号なし char 値 | |
| d | 機種依存の倍精度浮動小数点数 | f | 機種依存の単精度浮動小数点数 | |
| h | 16進数文字列 (下位ビットが先) | H | 16進数文字列 (上位ビットが先) | |
| i | 符号付き int 値 | I | 符号なし int 値 | |
| l | 符号付き long 値 | L | 符号なし long 値 | |
| n | ネットワークバイト順序 (ビッグエンディアン) の short 値 | N | ネットワークバイト順序 (ビッグエンディアン) の long 値 | |
| p | 文字列へのポインタ | P | 構造体 (固定長文字列) へのポインタ | |
| s | 符号付き short 値 | S | 符号なし short 値 | |
| v | VAXバイト 順序 (リトルエンディアン) の short 値 | V | VAXバイト 順序 (リトルエンディアン) の long 値 | |
| u | uuencode した文字列 | x | ヌル文字 | |
| X | 1バイト後退 | @ | 絶対位置までヌル文字で埋める |
- フォーマット文字の後ろには、それを何回繰り返すかを示す数字COUNTを付けることができます。\COUNTに * を指定すると、残っているすべての要素を使います。
- フォーマット文字(COUNTも含める)同士の間にはスペースを挟むことができます。
- a、A、b、B、h、H以外のフォーマットは、第2引数LISTからCOUNTで指定された分の値を使います。
- aやAというフォーマットに対してCOUNTを使うと、繰り返し数で示す長さの文字列となるように、\必要に応じてヌル文字かスペース文字を付け足します。
- unpackするとき、Aは後続のスペース文字やヌル文字を取り除きますが、aはそのままにします。\同様に、bやBは、繰り返し数で示すビット長のビット列にパックします。
- hやHは、そのニブル長のニブル列にパックします。
- Pは、指定した長さの構造体へのポインタをパックします。
- 実数 (floatとdouble) は、機種依存のフォーマットしかありません。\あるマシンで パックした浮動小数点数は、別のマシンでは読めない可能性があります。
split
区切り文字を指定して、stringを分割します。
@list = split(/\t/ , $var); // 区切りはTAB文字となっていることを見る. @list = split(/[\t]/ , $var); // 区切りはTAB文字となっていることを見る. // 複数指定もできるが,区切り文字もリストに放り込まれる.
FileI/O
個人メモだから説明を端折ってもいいかな...\Cの標準関数 fopen/fclose みたいな感じで。出力は">"をつけて表す。
my @binhex;
if ( ! open(fp, "<".$fname ) ) {
printf("cannot open \"$fname\" \n");
die ;
}
binmode( fp );
while( read(fp, $buffer, $size_of_bytes) ){
@binhex = unpack( "v32", $buffer ) ; # divide little endian(short) x 32
}
参考サイト
- Smart Smartさん\非常にまとまっているサイト。Perl講座、HTML講座、JavaScript講座、SQL講座、注目技術・アクセス講座と幅広く展開されています。困った時は訪れるとよいかと思います。