ある程度前提条件を用意しないと作りこめない((ざっと修正しようとしたけれども,target依存の仕様定義なしでは無理だったので,追記.))ので,付録についている使える部分にあわせて実装する.
- UART
kernelでSCIF1を使う.TX1/RX1が生きているので,これをログ吐き出しようにする.通常タスクからも,標準出力として使える
asp/target/cq7144/を作成し,asp/target/apsh2a_gccのファイルをコピーする.
target_user.txt は,逐次修正していく.port.txtに従い,推奨されている情報を記載する(ように気をつける).
また,各ファイルのヘッダ部分については,確認が必要だろう.
- Copyright表示をどうするか?
- CVSの '$Id:'表記を削ってよいか?
- シンボル名を変更する.(TOPPERS_APSH2A_H → TOPPERS_CQSH2_H)
- include fileを変更する.("sh12a_gcc/sh7211.h"→"sh12a_gcc/sh7144.h")
- 動作クロックを変更する
- シンボル変更
- BOARD = cqsh2
- PRC_ARCH = SH2
- アドレス変更
- DATA_START_ADDRESS = 0x00400000 【動作検証未】
- TEXT_START_ADDRESS = 0x00000000 【動作検証未】
- DEFAULT_STK_TOP = 0x00000000 【動作検証未】
"DEFAULT_STK_TOP"は,R15(SP)にセットしたいアドレスをおいておくと良い.gccがgenerateしてくれるスタック操作は "mov.l hoge, @-r15"だったので,ケツからつかうならゼロで良さそう.
- asp_apsh2a_gcc → asp_cqsh2_gcc
- 名前だけ変更?ファイルの過不足を確認.実際の動きを見て修正要【未】
(修正不要)
(修正不要)
target_initialize()にて,依存部の初期化処理を入れる.主にPFC設定となるだろう.
prc_initialize()でどの程度の初期化をしているのか,気にしておくこと.
★ペリフェラルの初期化がどんどん後ろに行くなぁ.でも,最低限度の初期化だけにとどめるべきだろうな...
以下のシンボルに注意.SCIFのIDとは相関が無い気がする.【未検証】
* ターゲット依存の文字出力に使用するポートの定義
#define TARGET_PUTC_PORTID 2
DEFAULT_ISTKSZの変更.メモリ容量を見て調整する.【要調整】→とりあえず3kしかないので1kにする.
* 微少時間待ちのための定義(本来はSILのターゲット依存部)
#define SIL_DLY_TIM1 75
#define SIL_DLY_TIM2 21
これらも使用している場所で,どの程度の時間を期待しているか,を確認して修正すること.【要】
>asp/doc/porting.txt (870,1):
> (4-2-1) void sil_dly_nse(ulong_t dlytim)
仕様について記述がある.2つある理由も記載されている.
SH7144においては,cacheがないため,値のload/codeのfetchに時間を要するため,
簡単には導出できない.
内蔵ROM/内蔵RAM/BSC配下のRAMにコード/データをおく場合によって,値が変わるだろう.
ROM化とそれ以外,の例のままおいておくので,テストコードで実測してつめていこう.【要調整】
参考:[http://www.apnet.co.jp/toppers/cbbs/cbbs.cgi?mode=res&namber=65&page=&no=0:TOPPERS掲示板~sil_dly_nse()に与えるパラメータについて]
>||
算出したステート数から以下の条件で処理時間を計算します。
1ステート = 1クロック
CPU周波数 = 49.152MHz
・1つ目の処理時間
7 / 49152000 * 1000000000 = 142.415 [ns]
・2つ目の処理時間
10 / 49152000 * 1000000000 = 203.450 [ns]
load直後のr4を演算に使っているので, state表どおりにはならない.
memoryアクセスのwaitもここでは考慮されていないように見える.実測から測定するのが妥当だろう...
(修正不要)
(修正不要)
(修正不要)
SCIFのIDを固めてから修正する.あまりいじるところは無いだろう【要】
kernel configurationファイル.静的な割込みハンドラ登録,初期化関数登録を行う.
INTNOに番号が振られていないのが気になる→target_serial.hで,定義している.
使用するSCIFに依存したベクタ値や割込み優先度の値を定義する.割込みレベルを含めたシステム設計が必要.問題になるまで放置かな.-4でok.(上から4番目/16段階)
コンパイル時に問題になった(ぉ
(修正不要)注:リトルエンディアンで使用する場合は,シンボル定義を変更すること.
_hardware_init_hook:
少なくともバスコントローラ・クロックまわりのペリフェラル初期化処理はココに記述する.ひとまず下記の設定とした.CS0は本来不要だが,FPGAを接続する予定なので有効にしておき,バス衝突が生じないようにする対策である.
- module standbyは,全部を解除する.
- BSCは外部空間を有効とする.(必要最小限=SRAM領域 に削るべきだが,wait多めで初っ端は作る)
- PortA,B,C,D,Eのみ HW初期値でも初期化します. Fは何も触りません...
- PFCもBSCを使える程度の設定までとする.SCIFxの設定は,target_initialize()内で良いだろう.
→ここではまった.こうは書いたものの,実際にはどちらでも実装せずに抜け落ちていた. SH7144のデータシートを見る限りでは,function設定を行えばIO directionも強制的に切り替わるロジックになっている.
割込み番号を追加(たぶん使わないだろうけれども)
#define SCIF3_RXI_INTNO SCIF3_RXI_VECTOR
#define SCIF3_TXI_INTNO SCIF3_TXI_VECTOR
SCIFサポート数を3にした.CQはSCIF2を使用しており,0,1,2の順に定義しているため.管理番号とSCIFxとの対応を変えれば,必要最小限に抑えることができるでしょう.
#define TNUM_SIOP 3
(修正不要)
アドレスエラー生成は,適当な基数アドレスへintアクセスをさせることで行っている.右辺式のみなのだが,消えないのだろうか.(volatile変数として扱ってはいるけれど).
(修正不要)
(修正不要)
CMT.CMCSR.CKS = 0 (8分周)
(修正不要)
今回の修正終了後に,書式にあわせて修正する【未】
asp/arch/sh12a_gcc/ 配下
- "sh7144.h"を作成する.
- "sh2_config.h"を作成する.
- "sh7144_config.h"を作成する
- "sh7144.tf"を作成する.
- ベクタテーブルのシンボルを定義する.
命名はHWMのvector表に従った
- 内部制御レジスタのシンボルを定義する.
SH2Aとは少しつくりが異なるのか,シンボル名が異なるだけなのか不明だが,sh2a_config.hでは所望の動作にならない.
SH7144.hで定義するICRのシンボル名をマニュアルと異なる名称とすれば,エッヂ検出設定を x_config_intatr()で行うことは可能になるけれども,美しくない.
コンパイル時に不整合が発覚.
- USE_BANKED_REGをコメントアウト.SH2にはレジスタバンク機能は無い...
- init_irc()の実装を修正.
割込みレベルを最低にセット,HW初期値に戻して,要因はクリアしておく.
- edge検出設定(x_config_intatr)のコード修正.
レベルセンスと両エッヂにも対応.(勝手に拡張)
TA_POSEDGE,TA_NEGEDGE を用いて,両方の論理和を渡すと両エッヂ,どちらのビットもたっていなければ,レベルセンスとなる.
オリジナルを参考にして,割込みベクタ・priorityの縛りを記述する.*.tfファイルの位置づけや仕様,コンフィギュレータとの絡みについて調査を要す.vectorコードが肥大化しているので,コンフィギュレータに対してコードを自動生成する部分でもあることは確からしい.【要資料集め・調査】
i_begin_int()にて,SH2A依存コードが記述されている.関数の移動もしくは,[bf:sh[12[A]?]_config.h]でのシンボル定義による切り替えを行う必要があるだろう.
今回はオリジナルを尊重し,シンボルによる切り替えで実装する.
SH2のSCIとSH2のSCIFとはモノが異なる.そもそも内蔵ペリフェラルのSIOドライバであり,target依存と考える.
ただし,SH2として共通であればPDIC配下に戻すことも考慮する.
CQ7144としてportingする場合においては,ベースとして拝借し,target依存部へと移動する.
なお,includeしているのは,target_serial.[ch]と,target_config.hである.
→リリース時には,pdicへ戻すことにする.
内蔵デバイスなので,arch依存と考えるのが妥当な気もしますけれどね...
一発で動かなかった.改変した箇所の詳細を反映させる必要があるが,ガッツリと作業にハマってしまい,履歴が残っていない….
debug時にもソースコードを改変/修正したので,更新情報もあわせて出したいと思う.
[ToDo]
- コード整形時に差分を取りながらメモを追記する.
- release状態も検討しながら修正する.
- make PACKAGEを試して,asp kernelすっぴんでのmake/build/実機sample動作確認をとる.
→ リリース前確認用のログを取得する.